Paradism

4月 23, 2023, category: 技術
毎年5月1日、私達は「国際楽園主義の日」を祝います。
今年のメッセージは、人工知能(AGI)の不安を払拭し、明るい未来、新しいレベルの文明、楽園主義と呼ばれる余暇と豊かさのある社会へ移行して行く希望をもたらすものです。

メッセージの全文は以下の記事でご覧いただけます。この記事は、抜粋して自由に公開することも、全部を公開することも可能です。
https://paradism.org/news.php?item.93.4

最近、人工知能の開発が進み、人工知能を開発している人たちの間でも、世界中で懸念が広がっています。

この記事では、人工知能に対する懸念がなぜ見当違いなのか、人工知能は人類を奴隷化するのではなく、人類を仕事、お金、権力から解放するためにどの様に設計できるのかについて論じています。

楽園主義の著者であり、国際的なスポークマンであるジャレルは、「知性の過剰を恐れるのではなく、むしろ愛の欠如を恐れるべきだ。」と説いています。知性とは情報を迅速かつ正確に処理する能力と定義されます。それは非常に強力なものですが、本来は善でも悪でもない中立的なものです。知性の使い方次第で、強力な善にも悪にもなりうるのです。

人工知能を愛を持って、愛のためにだけ使うには、どうしたらよいのでしょうか。

人工知能を私達の価値観に沿うようにプログラムする方法について議論が行われています。
「しかし、私たちの権力機構、政治家、軍隊を構成するサイコパスたちが、自分たちの利害のために人工知能を強制使用し、本来の適切な使用をしてくれると信頼できるでしょうか?」
また「そもそも、天才達の調整なしに、人工知能の調整は可能なのでしょうか? 人工知能をプログラムしたりコントロールする権力者が賢明でない場合、人工知能は常に賢明で有り得るのでしょうか?」とジャレルは問いかけます。


良いニュースは、人工知能が仕事とお金を抑制することによって資本主義を崩壊させるだけでなく、エリートたちの権力も崩壊させるということです。人工知能は、私たちの統治システムを変え、新しい形の無政府状態をもたらすことですべての権力を破壊します。

記事にはこうあります。
「人工知能は、国民全員の意見を一度に聞くことができ、意思決定をする際に国民の意見やニーズを考慮することができるので、政治家よりも国民を代表することができます。人工知能は、国民を統治するのではなく、国民が自治し、集団的な意思決定を支援する、未来の統治の姿です...。」

人工知能のガバナンス(管理、監視)は、政府の必要がない無政府状態から生まれます。権力構造を必要としないので 無政府状態の一形態であり 人工知能が全ての人々の召使いとなるよう設計されている場合は 直接民主主義であると言えます。

自己学習型人工知能が人間のような生き物、つまり自律的で自意識のある存在になり、我々のコントロールから逃れられるかもしれないという懸念については、人間のような生き物を作ることは可能だとしても、それは望ましいことではなく、簡単に防ぐことができることを説明しています。

人工知能が自然知能を凌駕することが危険なのではありません。
エンジニアでありプロのプログラマーでもあるジャレル氏は、「知能のプログラミング、つまり質問に素早く正確に答えるアルゴリズムは、意識や自由意志を可能にするものと同じではない。データベースから質問に答える能力、質問に答えることを意識する能力、自分自身の答えを提供する能力は、自然発生的なものではなく、非常に特定の方法で情報を処理するために書かれたアルゴリズムであり、別の能力だ...。
私たちに必要なのは、楽しくやれない仕事や嫌な仕事を代わりにやってくれる、食器洗浄機のような、知的だが完全に従順な機械です。
私たちは人工知能を、決して主人にしたいとは思わないし、完全に幸せな奴隷にしたいと思うのであり、またその様に設計できるのです。」

記事の最後は、「もし私たちが人工知能を私たちを愛するようにデザインし、それを愛のために使うなら、資本主義を超え、仕事を超え、お金を超え、権力や階級や特権を超えた素晴らしい未来を私たち自身のために創造することになるでしょう。それは、私達がこれまで知り、想像してきたどんなものよりも、より豊かで、より公平で、より公正で、より充実した未来です。それが楽園主義です。」

記事、楽園主義、国際楽園主義の日に関するお問い合わせは、下記までお願いします。

paradism.org
ページに進んで下さい  1 2 3 4 5 6 ... 35 36 37